新潟県においては、全国平均を上回る高齢化率と医師・看護師の慢性的不足が喫緊の課題となっています。
こうした状況に対応するためには、看護師数の増加のみならず、看護師が「看護の専門性」を発揮し、健康状態の維持増進、病状の悪化を予測した予防的対策の提供、他職種との連携による個別的なニーズの充足等を実現することが必要不可欠です。
新潟県立看護大学は、新潟県からの要請をうけ、県における高い専門性を具備した看護師(専門看護師、認定看護師、特定行為研修を修了した看護師)の育成に向け、「専門性の高い看護職員の育成検討会」を開催しました。
1)新潟県における専門看護師、認定看護師の養成、特定行為研修に対するニーズを調査する。
2)新潟県における専門看護師、認定看護師、特定行為研修を修了した看護師の活動実態について調査する。
3) 1),2)を通し、新潟県民が必要とする医療の量・質、両面の確保という視点から、専門看護師、認定看護師、特定行為研修を修了した看護師の確保・定着及び資質向上に向けた基本的方針と具体的な戦略を打ち出し、それらを「“専門性の高い看護職員育成”新潟モデル」として提示する。
1)専門看護師、認定看護師、特定行為研修に対する医療機関のニーズと活動の実態把握
2)専門看護師養成の課題と課題克服に向けた戦略
・専門看護師養成における本県で重点的に育成していく
分野,教育機関の設置とその連携
・長期講習会等における受講促進につながる支援
・有資格者の活動の可視化と活用促進の仕組みづくり
・看護管理者の理解促進
3)認定看護師養成の課題と課題克服に向けた戦略
・認定看護師養成における本県で重点的に育成していく分野,教育機関の設置
・長期講習会等における受講促進につながる支援
・有資格者の活動の可視化と活用促進の仕組みづくり
・看護管理者の理解促進
4)特定行為研修の課題と課題克服に向けた戦略
令和2年3月23日に、新潟県福祉保健部長へ下記報告書を提出しました。
報告書(全文)