「学生によるオレンジリボン運動 全国大会」は、特定非営利活動法人 児童虐待防止全国ネットワークが主催し、近い将来親となる若者に対する子どもの虐待防止に係る啓発の一環として毎年開催されています。
今年は、平成31年2月17日に国立オリンピック青少年記念総合センター(東京都)にて開催され、本学学生4名が参加しました。今年度は,全国にある大学、専門学校など60校がオレンジリボン啓発運動を実施し、その中から、本学を含む7校が第一次審査を通過し、各校で実施したオレンジリボン運動について発表を行いました。
発表に向け本学では、母性看護ゼミに所属する4年生が中心に発表をまとめ上げ、大会当日は、3年生の有志により昨年度の大学祭で行った本学でのオレンジリボン運動の啓発活動について発表しました。
発表後は、各報告を受けての情報交換も行われ、他大学での活動状況についても学ぶ良い機会となりました。
◎参加した学生の感想 ・今回この大会に参加させていただき、他大学や専門学校の学生さんたちも各々の工夫をこらしながら、大学生ならではのオレンジリボン運動を実施していることがわかりました。児童虐待は被害者のみならず、加害者となってしまった親にも支援が必要であり、そうした支援を普及させていくために、オレンジリボン運動を継続して行い、より多くの人に知ってもらうことが大切であると学ぶことができました。 ・大学祭で実際に啓発活動を行い、多くの方々が協力してくださって完成したパネルを含め、活動の成果を全国大会で報告できてよかったです。 ・私自身も今回、オレンジリボン運動に参加するまでのこの活動については知りませんでした。オレンジリボン運動の全国大会では看護職として私たちに何ができるのかを振り返るとともに、他学校の取り組みについての発表や交流を通して、オレンジリボン運動の普及をはかるためにこれからもこの活動を続けていくことの大切さについて考える良い機会となりました。いまの児童虐待の現状から考えても、今後大学内だけでなく市や県にもオレンジリボン運動の活動が広まっていくよう活動していきたいと思います。 ・私は、3年次の母性看護学実習で、子どもを出産し育てていくことは喜びや楽しさがある一方で、周囲で支えてくれる人の存在がなければとても大変で辛いものになる可能性があることを感じました。今回オレンジリボン運動の全国大会に参加して、妊娠期から関わり出産時出産後と、母子やそのご家族の側にいることができる看護職は、子どもと向き合う母親やそのご家族を近くで応援できる存在であり、その関わり方が虐待防止にもつながっていくのではないかと考えました。 |