学部・大学院

臨床看護学領域

 2年次の授業では、講義の中で、知識と理論を中心に、母性看護学、小児看護学、成人看護学の各分野に特徴的な疾病と看護を理解していきます。各分野の看護学についての理解を深めるには、1~2年にかけて学ぶ「形態機能学」や「臨床病態学」の知識が重要になります。
 3年次前期では、2年次で学んだ知識を基に、演習で、実際の臨床場面を想定し、患者や家族のかかえる問題を取り上げ、アセスメントおよび援助方法を具体的に学びます。また、演習によって知識・技術の再確認をすることができるなど、臨床実習開始にあたって、かなり臨床に近い看護を学ぶことができます。
 臨床看護学領域では、母性小児看護学実習室、成人看護学実習室、シミュレーション室など、学生がいつでも援助技術を自己学習できるように設備や器材を充実させています。
 3年次後期には、いよいよ領域別看護学実習が開始されます。実習は、1グループ5名程度の少人数制で展開していきます。主に上越地域の病院で実習を行います。実習では、新生児から成人期を対象として、様々な健康レベル、発達段階の特性に応じて、講義・演習で修得した知識や看護技術を看護実践の場で適用することを通して、対象に応じた適切な看護を実践する能力と態度を養います。
 4年次には助産師を目指す学生は、選択科目として、助産学の講義・実習を他の科目と平行して学習していきます。

母性看護学

 母性看護学は、女性のライフサイクルにおける性と生殖に関する課題、新生児、母親あるいは父親とその家族や地域を含む人々の健康の保持増進に必要な知識、母性看護特有の看護技術、実践をウェルネス看護の視点で学びます。
 「母性看護学Ⅰ」では、母性の主要な概念、理論、そして現代の社会状況などについて学びます。「母性看護学Ⅱ」では、妊婦・産婦・褥婦および新生児の身体・心理・社会的特徴、家族の発達、およびこの時期におこりやすい健康障害を理解し、妊婦・産婦・褥婦・新生児が正常に経過するための援助およびセルフケア能力を高めるための看護援助について学びます。「母性看護学実習」では、妊婦・産婦・褥婦・新生児へのケアを実践的に学びます。

小児看護学

 小児看護学は、乳児期~思春期までの子どもと家族を対象に、子どもの健全な成長発育を促すとともに、小児期に特有な健康現象に対して、さまざまな理論・知識・援助技術・実践方法を総合的に学びます。
 2年次の「小児看護学Ⅰ」では、小児看護の対象としての子どもを理解するために、子どもの成長発達や成長発達理論、子どもの生活、子どもと家族、子どもを取り巻く環境について学びます。また、「小児看護学Ⅱ」では、子どもの病気が子どもと家族に及ぼす影響、健康障害をもつ子どもとその家族への看護援助方法について学びます。
 3年次の「小児看護学演習」では、乳児の身長・体重測定や点滴の管理、清潔ケアなど小児看護に特有な技術の習得を目指します。そこでは、小児看護における代表的な事例について、病気の理解と必要な看護援助をアセスメントし、作成したシナリオによるロールプレイを発表し、意見交換をしながらより良い看護援助を考えていきます。また、「小児看護学実習」は、上越地区の病院の小児病棟、小児科外来、新生児集中治療室で行い、看護実践能力を養います。
 4年次の「総合実習」では、小児専門病院や病児保育室での看護実践などにより、小児看護の実践能力の向上や小児看護の専門性を追求する実習を行います。

成人看護学

 成人看護学は、人生の中で最も長い時期を生きる成人期に生じる特有な健康現象に対して、さまざまな理論、援助技術と、その実践方法を学びます。
 「成人看護学Ⅰ」では、成人の健康と生活を包括的にとらえ、成人期に特徴的な健康課題とそれに応じた基本的な看護援助を学びます。「成人看護学Ⅱ」では、さまざまな健康レベルにある成人期の人々を対象とした看護実践の基盤となる知識を学びます。「成人看護学Ⅲ」では、慢性期にある人々の代表的な健康障害や終末期における看護を取りあげ、よりよいQOLの実現に向けた看護アプローチを学びます。「成人看護学Ⅳ」では、周手術期ならびに回復期にある人々における代表的な健康障害を取りあげ、健康回復や生活の再構築に向けた看護アプローチを学びます。さらに、救急医療や集中治療を必要とする人々への看護の基本を学びます。

助産学

 助産学は、母子保健の発展に貢献し、自分らしい出産、女性の生涯を通じた健康支援ができる助産師のあり方、さらに助産に必要な高度な専門知識を基本とした実践方法について学びます。
 「助産学Ⅰ」では、助産診断および助産技術を実践するために必要な知識を深く学ぶと共に、助産学実習に向けて演習を通して分娩介助技術の習得を目指します。「助産学Ⅱ」では、助産・助産師とは何か、その業務・役割と責務、活動について学びます。「助産学実習」では、医療施設において妊産婦の同意を得て10例の分娩介助実習を中心に、妊娠中から産褥1か月までの母子1例を継続的に受け持ち、助産師としての継続的なケアのありかたとその方法を習得すべく実践的に学びます。また、助産所における助産診断・ケア実践の見学および助産所業務管理の実際を学びます。

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