大学案内

入学式

 令和4年4月6日、令和4年度入学式を挙行しました。
 学部生95名、大学院生7名(博士前期課程6名、博士後期課程1名)が新潟県立看護大学での第一歩を踏み出しました。
 新型コロナウイルス感染症対策のため参加は新入生と教職員のみとなりましたが、新入生の皆さんの表情からは、新たな生活へ期待を寄せる様子がうかがえました。

全体の様子

全体の様子

学長告辞

学長告辞

新入生宣誓

入学生宣誓

在学生歓迎の辞

在学生歓迎の辞

教員紹介

教員紹介

記念撮影

記念撮影

学長告辞

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。今年度は看護学部看護学科に95名、大学院看護学研究科博士前期課程6名、同博士後期課程1名が入学されました。入学式に合わせたように高田城址公園の桜がまもなく開花を迎えようとしております。受験の年は新型コロナウイルス感染症の拡がりにより大変だったと思います。困難を乗り越えての晴れの入学式に保護者の方々もさぞかしお喜びのことと存じます。
 本学は2002年4月に開学し20年の歴史をもつ単科の看護大学です。2006年に大学院看護学研究科修士課程を開設し、2018年から修士課程に続く博士後期課程を開設しました。学部の卒業生は1,586人に及び、新潟県内はもとより全国で看護師・保健師・助産師として活躍しています。
 看護学部に入学の皆さんが志す看護職は高齢化の進行もあってその需要は年々高まる一方です。国は「治す医療から治し支える医療へ」、「病院中心の医療から地域全体でみていく医療へ」と医療のパラダイム転換を謳い、地域包括ケアシステムの構築といった保健・医療・介護を含む政策の方向転換がはかられているところです。また、今日の医療は、医師、歯科医師、看護師、保健師、助産師、薬剤師、栄養士、リハビリ職、介護・福祉関係職など多職種の連携によって成り立っています。多職種連携チームの中で誰がリーダーあるいは調整役となるかは、病院、地域や在宅において提供される医療の役割機能によって変わるものですが、看護職は健康づくりから、病気の予防・診断・治療、リハビリテーション、看取りのケアまで、地域に暮らす人々、あるいは患者さんの一番身近にいるところから「治し支える医療」になくてはならない看護の専門職であります。
 新型コロナウイルス感染症との戦いの最前線で献身的に働く医師や看護師、保健師、あるいは介護士等の厳しい労働環境が報じられましたが、感染症拡大は、看護の力、価値を社会が再認識する機会になったと言えましょう。その様な最中、看護職を志すべく看護大学に入学された皆さんの志を大変頼もしく受け止めております。
 大学では、今から4年後の卒業時に身につけておく能力をディプロマポリシー(学位授与の方針)として提示しています。本学のディプロマポリシー、7項目ある1番最初の項目に「専門職として生命の尊厳を感受し、豊かな人間性と高い倫理観を身につけている」とあります。看護専門職としての高い倫理観を身につけるとはどういうことでしょうか?看護職が専門職としてより質の高い看護を提供するためには、専門的知識と技術だけでなく、高い倫理性が不可欠です。4年間学んでいく授業科目の中に「人間社会と倫理」「看護倫理」といった倫理に関係する授業科目があります。それらの授業の中で「看護職の倫理綱領」を学ぶことでしょう。倫理綱領とは、専門職集団内部の人間の行動を規定する文書であり、専門職を専門職たらしめるものです。公益社団法人 日本看護協会は、1988年に我が国初の看護職の行動指針として「看護師の倫理規定」を作成しました。その後、時代の変化に応じて改定が行われ2021年3月「看護職の倫理綱領」が公表されました。その本文、条文のなかに「看護職は、いかなる場でも人間の生命、人間としての尊厳及び権利を尊重し、常に温かな人間的配慮をもってその人らしい健康な生活の実現に貢献するよう努める」とあります。2022年2月24日に開始されたロシアのウクライナ軍事侵攻により今なお多くの命が脅かされ人道上の危機が続いています。こうした戦時下において、国内外で頻発する災害とその復興支援にあたるとき、そして、平時の看護において、看護の実践にあたっては、人々の生きる権利、尊厳を保持される権利、敬意のこもった看護を受ける権利、平等な看護を受ける権利といった人権を尊重することが求められます。看護職を目指す学生の皆さんにとっても、自己の行動を振り返る指針になると思います。是非、全文を読み、折節に理解を深めていって下さい。
 豊かな人間性を育むといったところでは、新入生の皆さんから適用の新しいカリキュラムにおいて「教養科目」を強化しました。広く人間をみる視点、コミュニケーション英語、スポーツやアートをたのしむなど、単科の看護大学にしては沢山の教養科目を揃えています。各領域からバランスよく履修して豊かな人間性を育む糧として下さい。
 大学院に入学された皆さん。我が国は、人生100年時代を迎えて、教育、雇用、退職後という伝統的3ステージモデルから、何回でも学び直しの機会があり、それをまた仕事に生かしキャリア・アップを図る時代となりました。しかし、働きながら大学院に修学することの理解は、国際比較において我が国は未だ低いというデータがあります。コロナの影響下にあって、皆さんは周囲の理解を得て果敢に大学院の扉を叩き入学されました。現状に満足しない何かが向学心を突き動かしたと推察します。大学院教育は基礎教育に比較して求められるレベルが異なり、研究の取り組みにしても研究課題を見出すことからして大変です。仕事を続けながらの修学、研究の向き合いに、くじけそうになることが起こるかもしれません。しかし、学位論文を仕上げ論文審査に合格になったときの喜びはひとしおです。その日に向けて頑張って下さい。
 看護は生涯を通じた学びを必要とし、人を対象とする幅広い学修と様々な人々との出会いを通して自身の成長を育むことができる専門職です。本学を生涯学習の起点において、学び続ける姿勢を培って欲しい、教職員は一丸となって応援します。大学がある上越市は江戸時代城下町として栄えた歴史と文化に富んだまちです。コロナ禍で当面、制約がついてまわりますが、この地の歴史と文化、自然を味わい、地域の人々と交流し、より充実した大学生活を楽しまれることを願い、告辞とさせて頂きます。

令和4年4月6日
新潟県立看護大学長
小泉 美佐子

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