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【博士後期課程】修了生の声

修了生4

看護学研究科
博士後期課程 修了 川田 智美

1.大学院進学の動機は?

  修士課程の修了後、一時子育てと仕事に追われる日々で、研究活動になかなか着手できない時期がありました。このままじゃいけないなと思っている時期に、修士論文を見返してみると、研究に協力してくださった対象者の思いやその当時の研究に対する自身の気持ちが蘇ってきました。そして、この対象者の方々の思いを無駄にしない、それを看護に活かす研究をしたいという思いに至り、博士課程への進学を決めました。また、そのタイミングで、新潟県立看護大学大学院に博士後期課程が出来、私を新人看護師時代から指導してくださった先輩が指導教授でいてくださったことも、進学を決める後押しになりました。

2.大学院で何を学んでいるの?

  研究方法論や自身の研究分野に関連した特論はもちろんのこと、その他、保健医療福祉政策論や看護学教育論などの講義・演習を通して、研究者および大学教員として必要な知識についても学ぶことができました。
博士後期課程の授業は、講義を受けて、そのあと課題について自分自身で調べプレゼンしていくスタイルがほとんどなので、考えをまとめる力、他者にわかりやすく伝える力なども身につけることができたと思います。

3.大学院での研究テーマは?

 博士論文で取り組んだ研究テーマは、「がん化学療法をうける患者のコントロール感覚尺度の開発」です。私は、修士論文において、「不確かな状況を生きる骨髄異形成症候群患者がコントロール感覚を獲得するプロセス」の研究を行いました。博士論文では、この研究結果を踏まえ、がん患者のコントロール感覚獲得に向けた看護支援の方法を確立する研究に着手したいと考えていました。文献検討の結果、看護支援を確立するためには、まず、患者の有するコントロール感覚を測定する尺度の開発が必要と気づき、前述した研究テーマに着手しました。

4.大学院生の生活:仕事と授業・研究の両立で工夫していることは?

 平日、月曜日から金曜日までの勤務時間は、仕事に集中して、土日に研究のためのまとまった時間を確保するようにしていました。それ以外では、平日の朝5~6時、夜22時~24時の時間を学習と研究活動の時間に充てると決め、コツコツとできることを進めていきました。仕事をしていると、研究に集中して取り組む時間を確保することが難しく、忙しさを理由についつい後回しにしてしまい、研究から遠ざかってしまうことが多いです。しかし、研究に触れない期間が長くなってしまうと、いざ取り組もうと思ったときに、研究の内容や、その時の考えに戻ることに時間を要します。また、間が空いてしまうと考えが変わったりしてしまうこともあり効率が悪いので、少しの時間でも、研究に向き合う時間を作るように意識をしました。

5.新潟県立看護大学大学院に進学してよかったと思うこと&教員のサポートは?

 博士後期課程での指導を通して、指導教授をはじめ諸先生方の研究者としての姿勢や熱意を直接肌に感じ、研究者としての姿勢と責任が芽生えました。指導教授は、いつも私の考えを尊重してくださったので、緊張することなく、自由に考えを述べることができました。その中で、先生のご経験に基づいたアドバイスをしてくださったので、物事を多角的に見る視点にも気づかされました。また、博士後期課程での学修を通して、何事も諦めずやり抜く力、そしてその先に、研究の楽しさとわからなかったことがわかる喜び、達成感を得ることができました。
 さらに、博士後期課程へ進学したことにより、私の研究活動を支援してくださった様々な人々との出会いとつながりができ、それは私が今の活動を続ける上でも大きな支えとなっています。

6.大学院での学びを今後のキャリアにどのように生かしたいと思いますか?

 博士号を取得した今、私の今後の目標は、看護学の研究者を育てることです。私が学んできた過程と得られた知見をこれからの看護研究者を目指す人達に還元していきたいです。その過程を通して、私自身も、もっともっと勉強して、がん看護学および研究に関する知見を常にアップデートしながら一緒に成長していきたいと思います。

(2026年7月)

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